American Caesar
William Manchester

Douglas MacArthurの伝記です。
スクールの課題図書だったので、授業に合わせて歴史的、地理的なこと、関連人物など色々と調べながら読んだために800ページを1年がかりでした。途中で編入したので追いつくために必死こいて読みました。いつも読んでいるものと比較すると英文も難しかったです。軍隊関連の用語も出てきて慣れるまでは手こずりました。
単純な性格なので、1年もかけて伝記を読むとその人物の知り合いになった気がしてしまいます。(…と同時に、一年もかけてると忘れてしまってる所もたくさんあります…。)

マッカーサーがここまで優秀な人とは思っていませんでした。ウエストポイントの陸軍士官学校にトップで入学し、いまだに彼以上の成績で卒業した人は二人しかいないというのですから段違いです。まさにエリート中のエリート。
彼自身が優秀であったのはもちろんですが、強烈なキャラの母上の教育の賜物ですね。教育ママもここまでいくか…とちょっと引くくらいです。

輝かしい成功や、苦い失敗、不遇の日々など数々のエピソードがありますが、やはり第二次大戦後の日本でのエピソードが一番心に残っています。
フィリピンでの恨みがあったものの、昭和天皇のお人柄や、日本人の勤勉さを目の当たりにして好意的に変わっていきました。
現在我が国でこのような自由な生活(良くも悪くも)を送ることができているのは、すべて彼のおかげではないでしょうが、彼がいなければ別の形になっていたかもしれないと思いました。
マッカーサーがやってきたことやGHQの占領政策に関してはcontroversialなことも多々あるわけですが、政治的な思想とか一旦置いておいてまずは素直に読む方がいいですね。

マッカーサーサイドの視点なので不仲だったトルーマン大統領が笑えるほどボロッカスに書かれており、トルーマンどんだけ?!?!と思っていたので、次の教材であるトルーマンの伝記がすごく楽しみです。

楽しみすぎて教材とは別のトルーマン本を読もうとしていたのですが、読み始めてまもなくものすごい違和感を覚えました。その原因は何かと考えていたところ、トルーマンではなくチャーチル本を読んでいることに気付きました。
大丈夫か、私。

下手な自己啓発本を読むより、こういう伝記を読んだ方が前向きになれるので、ちょいちょい伝記も挟んでいきたいです。

  • http://yukomillennium.com yuko

    面白そうな本の紹介ありがとう。占領されるのは嫌だけど、マッカーサーで良かったのかもね…。天皇が処刑される可能性もあった、というのを別の本で読んで、本当にこの時の占領軍の決断の数々が後の日本に及ぼした影響は大きかったんだなと思いました。

    • http://kovlog.com/ kov2057

      Embracing Defeatで敗戦後のことは詳細に書かれていたけど、実際の人物側の話として追うとまた面白いよね。
      以前は米あまぞんでKindle版が売ってたんだけど、今は紙本しかないみたいです(ヽ´ω`)

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