The Girl on the Train: A Novel
Paula Hawkins

【あらすじ】
Rachelは孤独でアルコールに溺れた生活をしている。解雇された事をルームメイトのCathyに気づかれないように通勤するふりをして毎日同じ時間に電車に乗っている。
その電車が信号停止する時に車窓から見える仲睦まじい夫婦をJasonとJessと勝手に名付け、かつての幸せだった頃の自分の生活を重ねながら眺めている。しかしある日、Jessが見知らぬ男とキスをしている所を目撃してしまう。そしてその後Jessが行方不明になったと知り、真相を解明するために事件へ足を踏み込んでいく。

【感想】ネタバレかもしれないのでご注意。

“the next Gone Girl”とか、まるでヒッチコック・サスペンス!という感じで話題になってたけれど、Gone Girlも読んでいなければヒッチコックの映画も見たことがないのでそこに釣られて購入したわけではなく、友人の「こんなにつまらない本がなぜベストセラーになるのか分からない」という言葉で怖いもの見たさでつい購入してしまいました。

「うわ!臭!何これ、臭っ!」と誰かが言っているものを、「え?どれどれ??(・∀・)どんだけ臭い?嗅がせて(・∀・)」といって嗅いでみて、「ホンマに臭いわぁ…(ヽ´ω`)ォェ」とえづいてる時の気分です。

思い通りにいかなくて酒を飲み、周りにさんざん迷惑をかけて、後から「覚えてない。ごめんなさい。」と謝るけれど、結局また同じことをする。何かを取り繕うために嘘ばかりつき、自分の気持ちをスッキリさせるために他人の気持ちを考えずに余計なことを言ったりやったりする主人公には何一つ共感できないどころか嫌悪感すら抱きました。
とにかくかまってちゃんです。いっちょかみです。

“She’s a rubbernecker,” she said. “Lonely, a bit desperate. She just wants to be involved in something.”

と、刑事が上手いこと表現してました。

主要な登場人物の女性3人の視点で切り替わりながら物語が進んでいくのは面白かったです。
でもこの3人、とにかく陰気。
自己中心的な考えで行動し、他人を疑い、妬み、周囲の人間を巻き込む。
この考え方を改めない限りはどこで誰と何をしても幸せにはなれない気がします。ダメなお手本として覚えておこうと思います。

他人のためと言いながらも、結局は自分の気持ちを満足させるためにやっていることが、私にもあるかもしれないと少し反省もしました…。

最終的に事件は解決しますが、動機も自己中心的というか幼稚なものだったように感じます。
スティーブン・キングまでオススメするミステリーとのことでしたが、ミステリーやスリラーというよりもドロドロ系昼ドラか深夜ドラマ的カテゴリと思って読めば楽しめるのではないかと思いました。
表紙のデザインは好きです。

  • http://yukomillennium.com yuko

    ね、嫌な気分になる本だったでしょー!!この本がベストセラーになる意味が分からないわ。巧妙なトリックがあるわけではないし、追いつ追われつのスリルもない。本当に不思議。

    ”自己中心的な考えで行動し、他人を疑い、妬み、周囲の人間を巻き込む。
    この考え方を改めない限りはどこで誰と何をしても幸せにはなれない気がします。ダメなお手本として覚えておこうと思います。” というエミコちゃんの言葉に感心しました。表紙のデザインは好きです、と何か良い点を一つでも探す姿勢も素晴らしいです。私も見習わねば〜。

    • http://kovlog.com/ kov2057

      ユコたんのあまりの落胆ぶりに、他の積読本を差し置いて読んでしまったわ(ヽ´ω`)
      The Martianの後に読んだから、ここでの登場人物の後ろ向き加減が増幅された気がする…。

      しかしこの表紙のデザインは秀逸だわ〜。
      電車の揺れとか、登場人物の不安定さが上手く表現されてるフォントだなと感心した。

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