The Good Girl
Mary Kubica

【あらすじ】

著名なシカゴの判事を父に持つMiaは都心で美術教師をしている。ある晩ボーイフレンドと会うためにバーに行ったが、彼が現れなかったので、一晩限りの関係を持つためにColinというちょっと謎めいた見ず知らずの男についていく。実はこの男はMiaを誘拐して報酬を得る契約をしており、誘拐のチャンスを伺いながら数日間彼女を付け回していたのだった。
翌日、職場に現れないMiaを心配して、同僚である友人がMiaの母親に連絡してきたことから誘拐が発覚するのだが…。

【感想】イライラした勢いでネタバレしてます

ミステリーのようなサスペンスのようなラブストーリーのような中途半端な印象でした。
ジャンルはミステリーとなっているので、ただ私の期待していたミステリーではなかっただけかもしれません。

何人かの登場人物で視点を変えながら、時間軸は誘拐事件前後で行き来しながら短い章立てで進んでいきます。
意図的なのかもしれませんが、事件前後で行き来するせいで、結末を予想しやすくなっている気がしました。

お金持ちでちょっと変わり者の娘、お金に困っている誘拐犯の若者、冷たい態度の権力者の父親、それに腹をたてている母親、見かねて自分が助けてやろうと張り切る正義感溢れる刑事というキャラ設定は、ベタといえばベタな気がするのは私だけでしょうか。

たとえ雇われ誘拐犯が彼女を助けようと心変わりしたとしても、最初に殴って、銃を突きつけて殺すぞ殺すぞ脅して、叫んだら縛り付けてきて、もう無茶苦茶してきたような相手を好きになるとかあり得ない…とモヤモヤしていました。しかし、これがストックホルム症候群というものなのですね。
薬を飲ませてくれるなんて優しい〜(*´艸`*) 程度で好きになっちゃうのもそのせいですよね。その男のせいで調子悪くなってるのよ…あなた…みたいなイライラ度MAXです。極限の状態で無意識に生存本能が働いての心理状態でしょうが、それを理解できるほど感情移入もできませんでした。もしずっとMiaの一人称で物語が進んでいたら理解できたのだろうか…と少しだけ思いました。

結末も特に驚くようなものではなかった気がします。

この作品も the next “Gone Girl”として評価が高いのですが、The Girl on the Trainと同様にイライラしてあまり楽しめませんでした。GoodreadsやAmazonでは評判が良いですし、オススメ本紹介でも何度も目にしているので、これは好みの問題なのかもしれません。
そろそろ本家の Gone Girlを読むべきなのか…とも思うのですが、次はこのモヤモヤをすっきりさせる楽しいものを読みたいです(ヽ´ω`)

  • http://yukomillennium.com yuko

    “Gone Girl”効果狙いなのか、タイトルに”Girl”がついたミステリが多いような気がします・・。この本、そこそこ売れたみたいだけど、どうもイライラしそうな匂いがしていたので避けていたのでした。エミコたんのネタバレ感想読んだだけで十分だわヽ(´エ`)ノ。

    • http://kovlog.com/ kov2057

      ユウコたんの勘は当たってると思う〜(ヽ´ω`) 
      でも評判はそれなりに良いので、一体どういう層にウケているのか知りたい…。

      しばらくGirl物はお休みして、ほとぼりが冷めた頃にGone Girlを読んでみようかと思います(*´ェ`*)

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