Thirteen Reasons Why

【あらすじ】

高校生のクレイはある日カセットテープが入った箱を受け取る。それは2週間前に自殺したクラスメイトのハンナが、彼女が自殺することに決めた13個の理由を語っているカセットテープだった。自殺の原因に関わる人間に順番に送られ、もし次の人に送らなければ内容を公開されてしまう。クレイはカセットテープを聞いて、どのようなことが起こったのか、自分が何をしたのかを知っていく。

【感想】

ティーンエージャーの自殺というテーマは非常に重苦しいものがありました。

ハンナが自殺を決意するに至った理由を語っているテープの音声と、それを聞いたクレイのセリフとで物語が進んでいきますが、聞き進めていっても、なぜ自殺をしなければならなかったのかが理解できませんでした。
確かにひどいこともされているのですが、ほとんどはティーンエージャーにありがちといってしまえばそれまでのトラブルのように思えました。

ひとつひとつは些細なことでも、その積み重ねによってどんどん落ち込んでしまう気持ちは分かります。そして、その気はなくとも知らずに誰かを傷付け、追い詰めてしまうことがあるのも理解できます。
それでも、どうしても自殺をしなければならないとは思えませんでした。そう思わせるのが作者の意図かもしれないので、ターゲットであるティーンエージャーたちには「こんなことくらいで死ぬことはない。何か解決策があるはず。」と思ってほしいです。
もし私がこの作品を10代の頃に読んでいたらどのように感じたでしょうか。

テープに吹き込まれているものを聞いていくという設定なので、オーディオブックで聞くとなかなか良かったです。ハンナ役のナレーターさんが上手かった。意地悪なことを言われてる場面の再現時が特に。
違うナレーターが担当しているのでハンナの話の途中でクレイがちょいちょい合いの手を入れても特に混乱することはありませんでしたが、本ではどのように書かれていたのか少し気になります。

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