The Lovery Bones
Alice Shefield

【あらすじ】
1973年12月6日、14歳のSusie Salmonは学校の帰り道に隣人の男がトウモロコシ畑に穴を掘って作った隠れ家に誘い込まれて殺されてしまう。
Susieは天国から残された家族や、自分を殺した犯人たちの生活を見守っている。

【感想】ネタバレあり

最初にAmazonの内容紹介を読んで知っていたものの、冒頭で主人公のSusieがレイプされ殺されるシーンは吐き気がしました。
サスペンスの要素はほとんどなく、家族の物語であり、青春の物語要素だったので、冒頭さえやり過ごせば問題なく読めるはず。

もともとの設定が、死んだ主人公が天国から残された人たちを観察しながら語っていくというファンタジーなので、そういうつもりで読んでいたので、いつも感じる「これは無いわ…。」という違和感もありませんでした。
ただ、後半以降は主人公や登場人物の考え方や行動に共感できないところもチラホラでてきたので、手放しで感動したとは言えません。ラストのちょっと上手く行き過ぎの部分は良いとして、犯人が事故で死んでしまうことでめでたしめでたし風になるのがどうしても納得できませんでした。死に方は途中で主人公が「完全犯罪を起こすならこういう方法」と言って語っていた方法なので本人はスッキリしたかもしれませんが、犯人が事故で死ぬことが根本的な解決にはならないと思います。

主人公が、自分の死によって様々なことが起こり、残された人々に色々な絆ができて、そういう骨の欠片が集まって体となり、その奇跡の体で見つめられるようになること、そのための代償が自分の命だったと言っていたのですが(多分そういう解釈でいいと思うんだけど…)、それは違うんじゃないかと強く思ってしまいました。
これじゃない感はあったものの、タイトルの The Lovely Bonesのbonesはバラバラになった主人公の骨ではないことは分かったので良かったです。

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