展覧会 英国王室に咲く ボタニカルアートとウェッジウッド

展覧会「英国王室に咲く ボタニカルアートとウェッジウッド」に行ってきました。

18〜19世紀の英国の姿を植物画とウェッジウッドの陶磁器で紹介する展覧会でした。当時は産業だけでなくこのような文化の発展もあり、植物画は一般の人々にも流行していたようです。英国キュー王立植物園が発行している「カーティス・ボタニカル・マガジン」の1点ずつ手彩色された美しい植物画が多数展示されていました。とにかく精密に描かれていて、知っている植物もあれば知らないものもあり楽しかったです。作品数も多く、ひとつひとつじっくりと見ていたらあっという間に1時間以上経っていました。

撮影可能な作品も多かったです。

ウェッジウッドの陶磁器も多数あったのですが、一番驚いたことは創業者のジョサイア・ウェッジウッドの孫がチャールズ・ダーウィンだったことです。ダーウィンの結婚相手も従姉妹でがっつりウェッジウッド一族。進化論が生まれた背景には太い実家があったんだな…としみじみ思いました。

植物画には元々興味があり、数年前に通信講座の資料請求をしていました。届いた資料を見てみると、軽い気持ちではできないような内容だったので申し込みできず現在に至ります。せっかくの機会なのでちょっと本でも買ってみようかと帰りに書店で入門書を手に取ったところ、「植物画には才能は必要なく、努力と根性」的なことが書いてあり、「一番持ち合わせていないやつや…」とそっと棚に戻してしまいました。ミュージアムショップで買った塗り絵付きのポストカードは塗ってみようと思います。

ミュージアムショップでは塗り絵付きポストカード以外にも、英国キュー王立植物園の紅茶を購入。帰りに立ち寄ったデパートの催事でスコーンも買ったので、自宅で英国気分を味わいます。