4月は狂ったように小説を読んだので記録しておこうと思います。
「イノセント・デイズ」 早見和真
「ジェノサイド」高野和明
「悪の教典」貴志祐介
「贖罪」湊かなえ
「満願」米澤穂信
以下オーディオブック
「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂冬馬
「推し、燃ゆ」宇佐美りん
「犬がいた季節」伊吹有喜
「天使の囀り」貴志祐介
「青の炎」貴志祐介
「クリムゾンの迷宮」貴志祐介
「死神の精度」伊坂幸太郎
「死神の浮力」伊坂幸太郎
「さよなら、田中さん」鈴木るりか
日本のAudibleが聴き放題制になったらしい…と知って軽い気持ちで入会しましたが、思いっきり聴き込んでしまいました。聴き放題ではつい「元を取ってやろう!」と思ってしまう己のセコさを恥じつつも止まりませんでした。これだけ聴けば十分すぎるほど元は取れている気はします。本屋大賞などで話題になっている作品が揃っていたので、無料期間だけでなくもう少し継続する予定です。
以下に作品になるべくネタバレしないような簡単な感想を書いておきます。ネタバレもあるかも。
「イノセント・デイズ」 早見和真★4
読後に3日寝込むかも…というコピーに惹かれて購入したけれど寝込まなかった。
「ジェノサイド」高野和明★4
薬学部の学生と傭兵が一体どのように繋がるの?とドキドキしながら読んだ。ハリウッド映画になりそうなスケールの物語ですが、キモとなる生物が無双すぎる気も。
「悪の教典」貴志祐介★4.5
サイコパス教師目線の上巻は面白かったけど、生徒目線の下巻はただ残酷なだけで面白さが半減した。
「贖罪」湊かなえ★3.5
良くも悪くもサラッと読めた。
「満願」米澤穂信★3.5
短編集というせいもあるけれど、少し物足りなかった。NHKで3話ドラマ化されていて、そのうちのひとつで西島秀俊が主演。
「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂冬馬★3.5
日本人が書いた外国が舞台の史実に基づくフィクションは今までにも読んできたけど、この作品に関してはなぜか「なぜ日本人がこんな話を?」と事あるごとに脳裏に浮かんだ。
「推し、燃ゆ」宇佐美りん★3
推しに対する気持ちは多少理解できるけれど、主人公のような人とはあまり仲良くなれないと思う。
「犬がいた季節」伊吹有喜★4
犬がかわいかったこと、同時期に高校生だったこと、男性役のナレーターの声が良かったことで評価が3割増しかも。
「天使の囀り」貴志祐介★4
アマゾンに調査に行った人たちが次々と謎の自殺…という一見オカルト要素満載の設定なのに、すべて科学的に説明されていくので面白かった。貴志祐介作品でもダントツの気色悪さと聞いていたけど、クライマックスはたしかに映像化できない気がする。
「青の炎」貴志祐介★3.5
青春倒叙ミステリーでぐいぐい進むけど、最後が納得いかなくてつらい。親目線で「そんなことすることなかったのに…。」と切なくなった。
「クリムゾンの迷宮」貴志祐介★3.5
私ならこんなところに放りこまれたらすぐ死ぬ。
「死神の精度」伊坂幸太郎★3.5
死神が出てくるというファンタジックな設定のミステリーはちょっと…と思っていたけど、死神の千葉くんのキャラクターが個性的なので面白かった。
「死神の浮力」伊坂幸太郎★4.5
「死神の精度」を読んでいると面白さが倍増する。死神の千葉くん良い。
「さよなら、田中さん」鈴木るりか★4
中学生が書いたことを知っているからすごいと感じて面白く思うのか、本当に面白いのか判別つかないけれど面白かった。
凄惨な殺し合いをしているような本なので、ブックカバーは以前作った可愛らしいものにしました。キュート♡
日本語のオーディオブック、無料期間だけでそんなにたくさん聞けるのね。同志少女は買ったままなのを思い出しました。読まねば。
日本語オーディオブックは2倍速で聞いたので思っていたよりも聴くことができました。先日のアメリカ版のセールで買ったものが日本版の聴き放題対象に入っていてちょっとショックでした…。同志少女は割とサクサク読めるような内容だと思うので、また読んだら感想を聞かせてください。